家族の力

入院中の弟の担当医と電話で話をした。

前回の入院から3か月を経過しているけれど、もう少し詳しい病状と今後の治療や予

後についても教えてほしいと看護師に伝言しておいたが、やっと話ができた。

しかし、前日に急に決まったとの言い訳と、現状と新しい生活スタイルを含む退院後

の生活についてであった。

担当医には、患者にとっての家族のたいせつさや、患者が一人暮らしで本人希望で呼

ぶ必要はないと言ったとの言い訳に終始した。

もちろん患者が兄である私に迷惑をかけたくないとかかなり頑固でわがままであると

いうことも考慮しても家族は今までの人生の中で、生活してきたことや何らかのかか

わりを持っていく重要な存在であることを丁寧に話を繰り返し説明した。

現状では、退院してもかなりしんどい生活が予想され、新しいチャレンジには本人の

ひたむきな努力と我慢が必要だろう。

それに向けてのサポートが家族の本来の意義を問われることになると電話を切ってか

ら強く自覚した。