共生社会
点訳本と、その原本である墨字本(一般文字)との価格差について、みんなどのよう
に考えますか?
福祉制度の中に価格差保障制度と言うものもあるのだけれど、点訳本はかなり高いの
です。(例えば雑誌などは同党の情報量にすれば何十倍と言うような価格になります
。プロ野球選手名鑑は500円ぐらいで売っているけれどその何分の一の情報量で、
3から5倍ぐらいにはなります。)
価格差保障制度があっても販売価格とは若干高い場合もあります。
点訳については、点字出版の事業所が作るものやボランティア団体が作るものも様々
です。
一番気になるのは教科書の点訳です。盲学校の生徒にみられるように、視覚障碍者が
どんどん少なくなっていくのは喜ばしいことかもしれませんが、教科書会社は一人か
二人のために多額の費用をかけて作るのです。
製作費がかさみ、何万何十万と言う教科書ですね。
でも、たとえ現状がこうであっても作り続けねばなりません。
こうしたことが理解される社会になることがユニバーサルデザインを柱にした共生社
会なのだと思います。