街への思い
街中を久しぶりに歩くと多くの足音とともに、その賑わいがいつものように感じられ
ると思うことは少ない。
特に商店街といわれるような賑わいの塊は、コロナ災以前からもマスコミで取り上げ
られてきたけれど、その様子も加速度的に小規模化しているに違いないだろう。
そこで気になったのは、事業継承ということである。
商店街では、シャッターになって閉鎖したところや店舗替えになったところに出くわ
すたびに思う。
あの店は、あの対面商売のおじさんやおばさんはどうしたろうかと。
事業規模や業種にかかわらず、様々な業種の「事業継承」していくことの難しさはい
かばかりだろうかと推察される。
だが、その事業が商売であれ非営利特定法人であれ、ボランティア活動であってもだ
が、崇高な理念だけでなく、社会に存在していっている存在価値はとても貴重である
と思える。
事業継承が、経営上や継承者や家族問題であっても、そこにあってほしいとおもう、
いてほしいと思う心のよりどころになっている自分自身の街のたたずまい、であり、
景色のあるところを望み続けるのはわがままなのかなとも思えるが。