点字と手話はベースボールとサッカーみたいだ
今朝ワールドカップサッカーを見て聞いて再認識させられたことがある。
それは、私が視覚障碍者になってからよく思ったことだ。
点字は野球であり、手話はサッカーだというたとえである。
サッカーは、ふっっとボール一つで多くの人が楽しむこともでき、何億人もの人たち
が熱狂している。
コミュニケーション力も強くルールもオフサイド以外は簡単で、まずは道具もボール
一つとゴールらしきものがあれば、ほとんどいらないし、連帯感や熱狂もある。
その点では、点字は点字気も用紙もいるし、目立たない地味なツールであるのとルー
ルが厳密に規定されている。
野球は、グローブやバットやボールがないと困るし、ルールも細かなところが多い。
点字と手話、どちらも視聴覚障がい者にとってはたいせつなコミュニケーションツー
ルであり、障がいとその人を象徴する場合もある。
ワールドカップサッカーの熱狂を見ていると何となく点字はとてもいとおしく感じて
しまう。
対比だけでなく、よりどちらも独自に発展していくことを望むばかりである。