賠償責任
私はい昨年から市民共催の個人賠償保険に加入している。年額千円で白杖歩行中に誰
かに転倒や損失を負わせた場合に賠償保険が出る制度である。
これは、地下鉄の駅で白杖歩行していて高齢者が白杖につまずき転倒した事故での責
任問題が発生して他人事ではないと思って加入した経緯を思い出す。
神戸市は、認知症の人が加湿で加害事故や損失を負わせた場合の賠償保険を民間保険
会社を活用して公的保証も加えた認知症の人が加害者になった場合の公的保証制度と
して行っている。
不可抗力のための第三者への加害行為や事故損失を負わせる場合はこうした公的保証
はたいせつであり、加害者側になる可能性がある立場としては制度の必要性を感じる
。
視覚障害者のみならず単独歩行や、相手側(晴眼者、健常者)の注意義務があると思
われる範囲で、あるいはおもいやりやこちらの期待値で安全確保ができる場合を想定
して自力歩行を行っている。
それが崩れてきている事態を想定して歩かねばならない。代表格の「ながらスマホ」
や、おしゃべり夢中族、平気な飛び出し自転車や歩行者など、不注意に移動している
人たちのなんと多いことかである。
自己防衛しなくてはならず、自己負担してでも自由歩行を確保していかねばならない
のだろうか。少し考えてみる時期にも来ていると思う。