特定非営利活動法人
神戸市の子供家庭センターに保護を求めてきた12歳の女児に、夜間のサポートをし
ていたNPO(特定非営利活動法人)職員が、理解できない対応をしたという。
まずは基本的な対応があるべき行政機関や、その関連機関や施設が最初の対応で、そ
の機能や役割を疑われるようなことがあってはいけないはずだけれど、事どんな情が
あっても受け止めるべきことはするのだ。
NPO法人の役員をしていていつも感じることは、この法人がどのくらい利用者や社会
に対して専門性と存在意義を発揮していけるかということだと信じているのだ。
NPOは機動性や地域密着度、行政ができにくい補完的な役割などが特徴であり、単に
安上がりのためや、行政の都合による請負業であってはならないのは自明の理である
。前者の役割を推進すべきであるはずだろう。
現在の私が中心としている当事者団体は任意団体だけれど、活動をNPOに移行してい
こうか悩むのは活動基盤の安定化を模索するのとは別に、このようないくつかの問題
も抱えていくことになるからである。
NPOの有益性や機動性を生かした活動をもっと生かしていけるための考え方を模索し
ていきたい。多くの法人の活動があっていいのだけれど国の動きも含めて法人自体の
ことではなく、神戸市や兵庫県単位でもっと役割分担のことや体制もそれぞれの団体
で見直しもしていくべき時期かもしれない。