障がい学(害はひらがなか)
15日のNHKのアーカイブス番組で新居浜出身の東京大学の星加さんの番組が放映され
ていた。全盲の彼の生き方にも同感することは多かったが、その周囲のボランティア
、特に高校卒業までの両親、母親の点訳者としての生き方に感銘と疑問を持った。
視覚障害を持った子供のためにここまで熱心に自分を奮い立たせたものは何なんだろ
う。不自由や不平等に対する反発や怒り、子供への愛や信頼の思いの強さ、道の能力
への期待や確信、その他いろいろな思いもあるのだろう。
彼の研究する「障害学」は、彼の言う障害を探求するのではなく、その周囲の社会の
問題やありようを研究することになるのかもしれない。
ただ、共演者(あずまさんという女性)も言っていたけれど障害を見るときに、その
特性で特別なように分類してしまうこと、障害があるとない、健常者と障碍者と言う
ことや男性女性、いくつもの分類分別していくことにより、9年前の3月11日に起こっ
た東日本大震災後の社会でみんなが一緒に集まらなければ生活していけなかったこと
やその後にそうした分けていくことの意味も問い直してみることの意義も強く意識さ
れたことの現状を考えてみることもたいせつであり、当たり前のようにも感じた。
だからこそ今なんだね。新型コロナウィルスがはびこり、感染症の脅威におののく自
分たちに何ができるのか、どう過ごして、生活していくかの現実社会を考えることに
つながると思ったからだ。
れていた。