今を見たとき
歳時記を通じたお盆やお正月など春夏秋冬、1年の行事を通じて、その時々で無償に
会いたくなる人がいる。
それが、友人や知人でもあり、恩賜や先輩後輩や以前の職場の人たちでもある。
この範囲の中には家族は入らないのだけれど、日ごろ会っていない息子は会いたくな
ることが多くなってきた。心身の健康も弱ってきたのかもしれないし、ほんとうに人
恋しくて寂しいのかもしれない。
だけど自分が置かれている今を考えながら自分なりの孤独の味わい方や、あらゆる社
会関係との孤立している消極的な対応のまずさを自覚することを思いいたることが多
くなっていることに気づく。
ずっと同じところで暮らすこともプラスマイナスしているのかもしれないけれど、こ
のコロナ社会で、元に戻ること、以前の生活を物差しにして考えることがいいのかど
うかも思案のしどころだ。
去年の生活が基準?バブルの時が基準、子供が小さかった頃の生活が懐かしくて基準
化していること。そうだよ。何か基準点がなければ比較できない単純な自分に笑うこ
とも、ある意味での本当のありのままの自分だと思う。