清明
本日は暦の上では、「清明」である。
中国や台湾では春を祝うたいせつな日として古来より民衆が祝ってきた。
先日台湾での鉄道事故にあった人の多くが、この「清明」の休暇での先祖供養のため
のお墓参りでの事故にあったという。
にほんは、お彼岸を経て独特の「桜文化」があるのをわかったうえで考えると、この
暦の自然や生活に順応している循環の輪を理解できることが多い。
陰陽五行説や太陰暦など歴史的な差異こそあれアジア人としての思考の近い人たちの
ニュースを聞いて感じるところも多い。
地球は温暖化により、季節が少しずつ前倒しになっていきつつあるようにも感じ、気
候変動と言う自然の異変に抗いようのない毎日にさらされている。
その中で、日本は桜の季節であり、このコロナ禍でもお花見が、私を含めていつもの
ようにできないと嘆く人もたくさんいる。
暦に沿って生活している人が多くいる社会こそが次の時代につなぐ準備ができている
基盤がある社会だと言えないかと思った。