友人たち

いつも私の安否確認をしてくれる友人が数人いる。1人暮らしであり、孤独詩を懸念

する自分にとってとてもありがたいことである。

よくメールや電話をくれる人から月に2回くらい、毎月、数か月に一度と言うように

期間が違うけれど、健康など体調を気遣ってくれる人ばかりだ。

その中のOさんは、いつも「どうですか?生きてますか?」と聞いてくる。「何とか

生きてます。」と答えると、「そうですか?何もありませんか。」と続くことが多い

いつも「なにも変化がないのか?」というようなニュアンスが感じられるので、  

「残念ながら変わらず生きてますよ。そちらはどうです?」と話は続く。

少し人見知りで率直すぎると思われるところもあって変わっていると思う人が多いよ

うにも思える。そこが彼のよい面でもあるが、正直すぎて印象的には悪い点かもしれ

ないといつも思う。

彼の真意は、元気でよかったということとまた話ができてうれしいと思ったというこ

となのだろう。それはよくわかる。

彼のあまりに率直すぎることとはっきりとした物言いには、受け手側のある部分で、

柔軟性が必要なのである。それが安否確認の電話を終えてからいつも気づき反省する

ところだ。

今年に入ってからはまだ会っていない。できればコロナの落ち着いている間にゆっく

りと会えればと思う。