家族の思い
老人保健施設に入所している父親の認知状態が進んでいるようだ。施設からの看護師
の報告で入所者間やスタッフとの間にトラブルがあるようで、面会ができないことも
危惧していた。
やはり毎月数度は訪れていたので、感染症が落ち着いたらと思っていたが、うまくは
いかないようだ。
毎週のようにはがきや手紙を出していたが、父親地震での精神状態は93歳になって
くると医学的にも家族の心情的にも推し量れないところで、加齢による病態は進むの
であろう。
そう思い切らねばならないこともあり、弟や妹もやむを得ないことではあるが、受け
止めていこうとのことだった。
施設側も現在は面会は、予約制で施設の事務所からリモートで5分くらいで行ってい
るとのことだけれど、7月以降には面会の様子も変化してくると思われるので、連絡
しますとのことだった。
明日ぐらいには現在の一般病棟から認知症病棟への移動が決まるらしく、環境が落ち
着いたら連絡をもらえるとのことであった。
もっと精神的に感情に刺激を与えるような写真や目に見えて感動するような事物を持
っていきたいけれど、それがよいかわからない。
単に長生きしてほしいというよりも今を生きてきてよかったと父親から一言聞ければ
ありがたい。それも私たち子供や孫の願いであるけれど。