自分のできることは何?

昔から「見えない・見えにくい人の不自由」については、さまざまに課題や問題が挙

げられてきたが、究極的には、「移動・うごくこと」と「読み書きや確認・見て理解

すること」の二つに大別されてきた。

2020年8月の「みるめの会」での定期交流会で、視覚障がいを伴うテーマで話し

合うことの具体的な意見を募ったところ、この二つ、白杖歩行と点字についてが上が

った。あとは、服装カカラーコーディネートや交通関連の希望があった。

現代社会では視覚障がいをテーマとするときは、高齢化や重複化、あるいはICTなど

の具体的な情報技術革命を取り入れたものをベースにしなくてはならないとも思うが

、基本的なテーマが解消の方向もなく進んでいないことも事実ととらえねばならない

だろう。

従来チャップリンのライムライトやいくつかの小説に見る見えないことや見えにくい

ことの問題解決の方法については、眼科手術や移植手術での一発解決がドラマチック

に語られてきたが、その手法はそうでも本質は続けてきているのである。

そこやろと思うがそれは自分が生きているかぎり解決の方向もかすかに得られればと

いうことになるのだろう。

社会をそうした気持ちにさせることを積み重ねていくことの努力をしていきたい。